全ては、最高最善のタイミングでやってくる

広島市でつばさ整骨院を営んでいます。50,000件の臨床試験、そして宇宙とのコンタクトから紐解く心とからだの不思議を綴ります。

愛着障害とは

最近セッション風な会話になった時に、キーワードになっているのが、「幼少期」。そこには、自分には、愛情が向けられてないというような、屈折した受け取り方が、大人になっても、「どうせ自分なんて…。」といったネガティブサイクルになる傾向に感じます。

それで、ピンときた「愛着障害」という言葉。

非常に興味をもったので、調べてみました。


反応性愛着障害

RAD(Reactive Attachment Disorder)

無神経な多数の世話人による養育、ネグレクトや虐待などで引き起こされる、愛着欠如状態。

症状と要因

恐怖感と不安感を隠し持ち、その現れとして激怒反応を起こしやすい。 人を信じない。威張り散らす。
人を操ろうとする。
心からの情愛や 愛情を受け入れず、自分も与えることが出来ない。
知らない人には、誰でも構わず愛嬌を振りまく。
他人との優劣でのみ自分のことを測る。

胎児期から3歳までが、人間の一生で脳がもっとも急速に発達する時で、
育児環境の質の良し悪しが、その発達していく脳の組織と機能に深い影響を及ぼす次期であることが、脳医学の発達に従って顕著になってきた。
この発達期に長期にわたる虐待や放置。

一貫しない育児方法、何時も異なる世話人等を経験すると、
それは、トラウマ的(心的外傷的)経験として、幼児期に持続する過覚醒反応を起こさせ、
脳神経発達や、中枢神経系統に障害を与えるという。
こういった子どもたちには、往々してPTSD心的外傷後ストレス障害)の症状が出るようになる。
また、愛着と、感情を調整する、orbitofrontal cortexと呼ばれる人間の顔の表情に
(例 母親の笑顔など)に敏感に反応する脳の部分が充分に育たないため、衝撃的で暴力を振るう傾向がある。

日本の養護施設には、虐待・放置のため親から引き離された子どもや、複数の世話人に育てられた子どもたちが入居している。
この子どもたちの殆どがPTSDの症状に苦しんでいて、その中の何人かは、重度の愛着障害により、
反社会的な、攻撃的な行動で、施設の職員を悩ませている。


症状の分類
(軽度から重度まで)

行動 

衝動、刺激、欲求不満に自制がきかず、反抗的、挑戦的、衝撃的、破壊的行動が目に付く。
反社会的問題行動(嘘をつく、盗みをする、物を壊す、火を付ける)を起こしやすい。
自分を愛そうとする人の言動を束縛と感じて攻撃的、または自虐的、自滅的行為で反応する。
他虐的で、動物や自分より弱者に残酷である。自分に注目を集める行動にでる。
(間断無くしゃべったり、まとわりついたり、なかなか座ったり寝付いたりしない)
食べ物を隠して溜めたり、暴食したりして、難点を示す。

 
感情 

恐怖感と不安感を隠し持ち、その現れてとして激怒反応を起こしやすい。
直面したことに対して不適応な感情反応を起こすので、むら気、怒りっぽいとみられる。
抑鬱症状を根底に持つので、心から楽しんだり喜んだり出来ない。未来に対して絶望感を抱いている。
 

思考 

基本的に自分自身、人間関係、人生に対して不定的、消極的な考えを抱いている。
原因と結果の関係が分からない。
常識が無い。
物事に集中できず、年齢相応の考え方が出来ない。
学習障害が目立つ。
 

人間関係 

人を信じない。威張り散らす。人を操ろうとする。
心からの情愛や愛情を受け入れず自分も与えることが出来ない。
知らない人には、誰でも構わず愛嬌を振りまく。同年代の人たちと
長期に渡る友人関係が保てない。
自分の問題や間違いを他人のせいにする。
自分に対して権限を持つ人と慢性の、間断無い抑制競争(権力争い)を起こす。
(親が子どもをコントロールするか、子どもが親をコントロールするかの、終わりなき戦いを繰り広げる)。
自分はいつも被害者だと確信しているので、教師、医者、セラピストを操って、専門家と親との間に確執を起こす。


身体的 

非衛生的、触れられる事を嫌がり、糞尿症、けがしがちで、痛みに対して忍耐強い。
遺伝的に過激行動や抑鬱症がある。
 

道徳的・宗教的 

共感、信心、同情、後悔、即社会的な価値観念に欠ける邪悪な人生の暗い
側に自分を合わせる。

 
 
愛着を深める行動


・目を合わせる。子どもの目線に高さで子どもの目を見ながら話す。

・互いに微笑み合う。(理由が無くても良い。ただ子どもといるのが楽しいという気持ちを伝える。
子どもの笑顔に必ず答える。(相互性を育む)

・子どもを抱く、抱擁する、抱き合う。(子どもの年齢に合わせて)

・幼児の場合、抱いてリズムをつけて前後、上下、左右に揺する。大きな子どもの場合、抱き合って

 前後にリズムをつけて揺する。(同時性を育む)

・優しく、軽く体に触れる。(接触が暴力や痛みに繋がらず。
”良い気持ち”や”癒し”に繋がるように)
 この時、子どもの年齢により、触れるところを選ぶ。乳幼児なら顔や頭までよいが、学童や青少年
 は、肩、二の腕、背中など。

・乳幼児にマッサージをする。学童や青少年には背中をなでる。(癒しの接触の訓練)

・語りかける時は、明るく、静かに。言わなくてもいいことは(自分が言われて嫌なことは)言わない。

・”お説教”でなく、質問形式にする。
(「そこで何が起こっているの?」喧嘩をしていると決めつけない。

・子どもが自分や他人を危険に曝す事をした時だけ、その行動を描写して、きっぱりとと諭す。
 (こういう事をしたら、こういう結果になり、貴方が傷つくでしょう)

・子どもが自分の言うことを聞いたら「ありがとう」を忘れずに言う。

・子どもが良いことをしたら、その行動を描写して褒める。

・子どもが自分の誇りであることを伝える。(言語的、非言語的方法)